看護師のキャリアを考えたとき、2つの道に分かれるのが一般的でしょう。

一つはジェネラリストとしての看護師、もう一つはスペシャリストとしての看護師です。

スペシャリストとしての看護師を目指す場合、スキルアップの手段として認定看護師や専門看護師の資格を取得する選択肢があります。

これらの資格は看護師のキャリアを考える際に、とても重要な要素となります。

認定看護分野における高い知識と技術を身につけることができ、なおかつそれを活かしてより良い看護の提供を行うことができるからです。

これまでに培ってきた技術や高い専門性を生かし、確実にキャリアアップになります。

また、認定看護師や専門看護師の資格は永久資格ではないため、次回の資格更新に向けて日頃から知識や技術を勉強しなければいけません。

常に自分の専門分野に対する探究心を持ち、目標を立てたうえでそれに向かって自己研鑽に務める姿勢が求められるでしょう。

こうしたハイレベルな専門性が求められる仕事は、実践の中で知識や技術を磨き、看護分野の発展に貢献をするという使命感を帯びています。

さらに、専門分野に対する探究心が一層強くなった場合には、一度実務から離れてみるのも良いでしょう。

看護系大学院博士課程においては、研究に取り組むというキャリアも考えられるのです。

このように、スペシャリストとしての看護師は、興味や関心に基づいたキャリアパスをいくらでも広げて行くことが可能です。